【産業天気図・損害保険】4月から3メガ体制で競争は激化、収益面のシナジー効果まだ乏しく「曇り」の展望

予想天気
10年4月~9月 10年10月~11年3月

損保業界はいよいよ4月から3メガ体制となる。国内市場は自動車保険などマーケットの縮小が続いているなかで、ダイレクト系損保も含めた熾烈な競争が続きそうだ。業界景況感は2010年4月から1年通じて「曇り」になる見通しだ。

10年3月期は自動車保険など保険料収入の減少傾向に歯止めが掛からず、損害率も引き続き悪化した。特に海上保険は世界的な不況をうけて大幅に減少した。

ただ、一昨年9月以降のリーマンショック以降、悪化していた運用環境は改善。各社とも有価証券関連の損失が消え、経常損益は大幅改善した。また、台風などの自然災害も想定の範囲で収まり、期初予想から利益が上振れる要因となった。

11年3月期は、3メガ体制での初の決算。4月から、三井住友海上火災、あいおい損保、ニッセイ同和損保が経営統合したMS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>と、損保ジャパンと日本興亜損保が経営統合したNKSJホールディングス<8630>としてスタート。

さらに10月にはMS&ADグループ傘下のあいおい損保とニッセイ同和が合併する。これによって、損保業界の再編は一段落、新たな競争の時代に突入する。

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