鷲見アナが宣言「フリーだから何でもできる」 局アナから転身、これから目指す理想の自分
制限があってできなかったこともできた
━━フリーになって9カ月。毎日のようにメディアで見ますが、何がいちばん変わりましたか。
テレビ東京を退社しようと思ったのが2020年の年明けで、事務所に話したのが2月くらい。何度か「フリーになってもいいかな」というタイミングがありましたが、なかなか踏み出せず、決断したのには結構勇気がいりました。30歳という節目も大きかったです。
今は会社員とは違う立場になり、せっかくなのでこれまで制限があってできなかったことにも挑戦したいと思い、今まで以上にさまざまなことにチャレンジさせてもらっています。
━━雇用や福利厚生が約束されたキー局でかなりの年収だったでしょう。収入は上がりましたか。
まだ1年経っていないので、わからないですね。実は私は本来、安定志向なのですが、これからは会社員が必ずしも安定とは限らない。業界の20~30年後を考えたとき、もっと幅広いジャンル、例えば、ネットやBS、動画配信等にも出られることは、大きなメリットかなと。そうした状況も判断材料になりました。
━━確かに規制業種であるテレビ局はコンプライアンス(法令順守)を過剰に気にしていますね。
そういう意味では配信のほうができることが多かったりします。YouTubeにタレントさんが進出しているのも、1つには自由にできることが多いからではないでしょうか。テレビ局はなくならないと思いますが、昔のようなテレビ一強の時代ではなくなるかもしれない。自分が生活するうえでいろいろなことを両立させるには、どういう世界でやっていくかを考えながらという感じです。
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