「コーヒー後の昼寝」が脳を劇的に回復させる訳 仕事ができる人は自然とやっている睡眠の極意
テレワークでも普段どおり、日中に仕事をしましょう。テレワークは、通勤時間を別のことに使えたり、子どもの世話などで仕事を中断できるなど、柔軟なスタイルで仕事ができます。その反面、日中は家庭の用事や周囲の環境に左右されることから、コアな仕事をするのは夜が深まり、自分の時間が確保できてから行うという人も多いようです。
それでは「準夜勤」をしているようなもの。出勤日とテレワークを複合的に設けているケースなどでは、生活リズムの乱れに直結するため注意が必要です。
対策としては、家族がいる場合はしっかりと話をし、通勤時と変わらぬ時間帯に自宅でコアな仕事ができるよう協力をあおぎましょう。状況的に難しい場合は、近年広がりをみせているコワーキングスペースを利用するなど、日中に集中して仕事ができる環境を獲得してください。
正しい昼寝の取り方で脳は劇的に回復する
日中の集中力や能率アップに意外なほど効果的なのが、15〜20分程度の短い昼寝です。ちょっと意外に感じるかもしれませんが、コーヒーを飲んでからの昼寝がおすすめです。
コーヒーのいい香りには、副交感神経を優位にして、気持ちをリラックスさせる効果があります。それはつまり、催眠作用が期待できるということ。寝不足ならばなおさらスッと眠りに落ちることができるはずです。
一方で、コーヒーに含まれているカフェインには、交感神経を刺激して眠気をなくし、気分をスッキリさせる覚醒効果もあります。香りとは真逆の効果で、コーヒーの効能といえば、こちらを思い浮かべる人のほうが多いでしょう。
コーヒーの香りは嗅いだ瞬間からリラックス効果が出ますが、カフェインを摂取して覚醒効果が出るまでには、およそ20~30分を要します。つまりそこには、しばしのタイムラグが存在するのです。この時間を昼寝にあてることで、睡眠による休養効果とカフェインの覚醒効果のいいとこ取りができます。昼寝のあとはスッキリと頭が冴えて、仕事や勉強のパフォーマンス向上が実感できることでしょう。
昼寝の時刻は午後1時前後がベストで、遅くとも午後3時までには済ませてください。これよりも遅い時間の昼寝だと、夜の熟睡の妨げになってしまって本末転倒だからです。
そして、20分以上は眠らないように注意が必要。これ以上に寝てしまうと、眠りが深くなって目覚めが悪くなります。カフェインが効き始めるタイミングに合わせて起きるのが短時間でもスッキリ目覚められる秘訣です。日頃から睡眠不足を感じている人は、ぜひトライしてみてください。
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