バブルは別の顔をしてやってくる 熊野英生著
21世紀以降、10年近くも続いてきた世界的な金融バブルの物語は、まだ続きがあるかもしれない。世界各国が実行した低金利誘導、財政出動などによる「過剰流動性」という怪物が、世界を駆け巡っているからだ。そこには、四つのパラドックスが影響する。危機対応に加え、先進国・後進国の格差、弱い基軸通貨ドル、それに資金循環だ。
次に日本の金融市場がバブルにのみ込まれるとすれば、1980年代バブルのような日本国内発の投機ブームではなく、海外マネーの上陸で始まる投機ブームに流される図式になるだろう。
人気エコノミストが、中国、新興国、資源価格、環境分野など新たなバブル経済の可能性を徹底分析する。
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