介護保険は老いを守るか 沖藤典子著

介護保険は老いを守るか 沖藤典子著

今、約400万人が利用し、創設満10年を迎えた介護保険制度。「介護の社会化」「高齢者の自立支援」を進めてきたが、この間、「財源論を盾に改悪が続き、緊急の課題も山積み状態」だという。

集約すれば、この10年で

(1)介護給付適正化事業の混乱(とくに同居家族問題、「施設から在宅介護へ」に逆行)
(2)介護労働政策(介護報酬の相次ぐマイナス改定による「安い賃金、きつい労働」が常態化)
(3)介護認定の軽度傾斜化による信頼失墜(介護認定制度の抜本的見直し論議が必要)

の三つの問題ポイントがはっきりしたという。

社会保障審議会の委員として議論に加わった著者が、利用者の視点に立って徹底検証し、具体的提言を行う。

岩波新書 840円

  

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