鳥羽伏見の戦い 幕府の命運を決した四日間 野口武彦著

鳥羽伏見の戦い 幕府の命運を決した四日間 野口武彦著

文芸評論家である著者の『幕府歩兵隊』『長州戦争』に続く歩兵隊三部作の完結編。本書で取り上げられるのは「鳥羽伏見の戦い」である。

1868(慶応4)年1月3日から6日にかけて、徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩を中心とした新政府軍の間で争われたこの戦いを、開戦前の大政奉還を巡る駆け引きから慶喜の大阪城逃亡までをひもといていく。膨大な史料から拾われた生々しい戦場の描写がリアルだ。

旧幕府軍は、なぜ敗北したのか。もし緒戦で、旧幕府軍の歩兵隊の銃に弾丸が込められていたら、もし連日、旧幕府軍の正面から強い北風が吹きつけていなかったらなど、あえて「歴史のイフ」で検証しているところも面白い。

中公新書 903円

  

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