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コロナで爆増「マウンティングおじさん」の実態 一方でリストラ対象やDX対応に悩む人たちも

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  • 横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役会長
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現在の仕事では成果を誇示できないため、その他の要素にばかり意識が向くようだ。

企業の業績や生産性向上には「従業員エンゲージメント」が深くかかわっている。エンゲージメントとは、愛着心や絆という意味合いだ。だからこそ近年多くの組織で従業員の「心理的安全性」をアップさせようという取り組みが行われている。

ところがマウンティングは逆だ。マウンティングの問題は、自分を上げるのではなく、相手を落とすことにある。「心理的安全性」どころか、相手を心理的に疲弊させてしまう行為である。

よりいっそう謙虚になるべきだ

前述したとおり、いつリストラされてもおかしくない「おじさん」たち。自分の優位性をアピールしたいという気持ちを持ってしまうのも、わからないのではない。

しかし、それは実際の「成果」として誇示すればいいのである。キーワードは、「今」「ここ」「自分」である。学歴やら実績やらお家柄ではなく、今、ここの場所で、自分自身で、成果を出すのだ。

若い社員のお手本となるように自己研鑽を繰り返し、率先して新しいことにチャレンジすること。昔と変わらぬ成果を出しつづければ、周囲からの眼差しも変わるに違いない。

世の中は急速に変化している。5年や10年はやく社会人になったからといって、優位性はない。それどころか、逆にその体験が足かせになってしまう時代だ。

私も51歳。他人事ではない。無意識のうちにマウンティングしていないか、絶えず気を付けなければならないだろう。

苦境が続く今だからこそ、だ。我々「おじさん」たちはマウントをとる前に、よりいっそう謙虚になるべきだろう。

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