日本人を追い詰める「逃げる=悪」という考え方 執着を流して「心をリセットする」方法

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フォロワーの数や「いいね!」の数は、自分の存在価値を示すものではありません。あくまで「仮想の自分」に対する評価であって、本当のあなた自身に対する評価ではないのです。何かをしていてつらいと感じるなら、その原因になっているものを見極めて、切り離す勇気も必要です。

私たちが普段使う「諦める」にはなんとなくマイナスのイメージがありますが、仏教での「諦(たい)」とは、「真理」や「悟り」を意味します。物事の真理を知り、明らかにするという意味です。

なぜ自分の思うとおりにならないのか物事を明らかにして、原因がわかったら、何事も度の過ぎない「諦」の心境を持つ。物事の道理が明らかになれば、納得して断念することもできるでしょう。

日々を穏やかに生きる仏教の智慧

仏教において「諦」はネガティブな意味合いではなく、物事の真理を悟り、明らかにすることとして使われます 。

お釈迦さまは、四諦(したい=4つの真理)を説かれました。

第1の真理は、生きることは迷うことで苦であるということ
第2の真理は、その苦は飽くことなき欲望から生ずるということ
第3の真理は、その欲望の滅した境涯が苦のない悟りであるということ
第4の真理は、悟りを得るために正しい8つの道をとるべきということ

ちなみに、正しい8つの道とは、正見・正思・正語・正業・正念・正定・正命・正精進のことです。

これらを行うことで、人間世界の苦悩や煩悩から脱し、悟りの境地に至るとされています。ぜひこうした観点も知り、気持ちをラクにしていただけたらと思います。 

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