岩崎弥太郎と三菱四代 河合敦著
海運王国を築いた創業者・岩崎弥太郎。日本初のビジネス街・丸の内を建設した二代目・弥之助。産業革命や戦争景気の波に乗って業績を伸ばした三代目・久弥。世界恐慌や戦争による統制経済を生き残った四代目・小弥太。本書は、三菱財閥を率いた岩崎四代の小伝である。
歴史作家・研究家である著者は、彼らの時代に比べて現在の企業人に決定的に欠けているのは、国家社会のため、公共のためという「国利民福」の考え方だという。
昨今の不況の原因は、歪んだ個人主義・自由主義の蔓延と短期的な利益しか考えないことがもたらしたことだとし、現代人は彼らの生き方から、もう一度企業人のあるべき姿を学ぶべきだと説く。
幻冬舎新書 819円
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