コロナ禍に入ってから、若者を中心にアメリカ株を始めようという人が増えてきました。アメリカの大統領選で民主党のバイデン氏の当選が確実になったことで、株価への影響も注目されています。
そこで、今回は株式投資の初心者向けにアメリカ株の買い方を指南したいと思います。指南といっても、少し注意さえすれば、スタートを切ることはそんなに難しくありません。
アメリカは株式市場の中心です。世界最大のニューヨーク証券取引所と新興企業に強いナスダック証券取引所があります。上場会社数は日本の東京証券取引所のほうが多いです。
ただ、集まる資金の規模はアメリカのほうが日本に比べて数倍多く、たとえばニューヨーク証券取引所の現時点の時価総額は、日本円で約3京円と天文学的な規模の数字です。また情報開示に厳しく、世界一活発な市場です。
手数料が下がって取引しやすく
それなのに、日本ではアメリカ株はマイナーな存在でした。その要因として、投資信託を通じた投資に限定されることや、高い売買手数料を支払わなければならないという、マイナス面が強調されていたことが挙げられます。
ところが最近ではネット証券の台頭やグローバル化に伴い、手数料はぐっと下がりました。個別銘柄の取扱数も増えて、今ではほぼすべての上場会社をカバーしています。日本株と遜色ないほど自由度が上がりました。
たとえば、表がマネックス証券、楽天証券、SBI証券のネット証券の取り扱い一覧です。どの証券会社でも、アメリカ株を気軽に始められるでしょう。キャッシュバックのキャンペーンや取引に関するウェブツールやアプリも充実しています。
一方で大手証券会社も最近ではアメリカ株の取り扱いに積極的になってきました。各社の窓口に問い合わせてみるのもいいでしょう。
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