スバル、新型「レヴォーグ」が背負った重大使命 不人気カテゴリーに最新技術をてんこ盛り

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1989年に登場したスバルの初代「レガシィ」(写真:SUBARU)

かつて、スバルのフラッグシップといえば「レガシィ」だった。1989年の初代発売以降、国内販売の主軸を担っていたが、5代目からは同社の売り上げを大きく占める北米にターゲットを絞ったことで、車体が大型化。その代わりに日本向けモデルを開発し、登場したのが初代レヴォーグだった。

国内のフラッグシップに位置付けられていることもあり、初代レヴォーグはモデル末期になっても一定の販売台数を確保していた。2019年は量販車種「インプレッサ」(「XV含む」)、SUV「フォレスター」に次ぐ、年間1万2718台(2019年)を販売している。

ミニバンとSUVが台頭

とはいえ、レヴォーグが属する「ステーションワゴン」というカテゴリーは衰退の一途をたどっている。初代レガシィが登場した1980年代後半から1990年代にかけては、トヨタ「カルディナ」、日産「アベニール」、ホンダ「アコード・ワゴン」など数多くのステーションワゴンが登場。広い荷室と、高い走行性能の両立が多くのファミリー層に受け入れられた。

しかし、1990年代半ばから「ミニバン」が登場したことで、ステーションワゴンの売れ行きは徐々に落ち始める。全高が長いミニバンは車室空間が広いほか、多人数乗車もしやすい。ワゴンにない価値を訴求することで、ファミリーカーとしての地位を確立していった。

近年はかっこよさと実用性を兼ね備えたSUVも人気を博しており、こうした車種がステーションワゴンのユーザーを侵食した。日本自動車販売協会連合によると2015年に約34万台あったステーションワゴンの販売台数は、2019年に約23万台に減少するなど、各社ともラインナップを絞り込んでいる。

スバルでも「フォレスター」や「XV」など主力SUVの売れ行きは堅調だ。にもかかわらず、ジャンル自体が下火となりつつあるステーションワゴンに、スバル初となる最新技術をこれでもかと詰め込んだのはなぜか。

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