GAFAの部長が20代で教わった上司の超「金言」 17年間日系企業で働いた僕が学んできたこと

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Nさん「だから、悩まずに考えるんだよ。考えると、物事を前に進められるからね。例えば今の件なら、『どこが反論されそうな部分』か、自覚してるよね? だったら、『反論されたらどうしよう』って心配するんじゃなくて、『どんな反論がくるか』を事前に考えて洗い出しておいて、それぞれの反論にどう返答すべきか、どうすれば納得してもらえるかをしっかり準備しておいたほうがよほど有益だよね」

僕「そうですね! ちょっとプレッシャーにやられてました。今から考えて準備します!」

人に仕事を頼むときは背景をすべて話す

Nさん「寺澤くん、1つ仕事をお願いしたいんだけど、いいかな?」

僕「もちろんです!」

Nさん「じゃあ、ちょっと背景を話すね」

……そのまま、たっぷり1時間。

僕「いやー、詳細までよくわかりましたけど、なんかこれだけ時間を取ってしまって申し訳ないです」

Nさん「いや、人に仕事を頼むときは、全体感を持ってもらうためにこれくらい詳細なところまで説明しないとね。全体感を持っている人からじゃないと、僕が思うアウトプットは出てこないからね。頼んだのはいいけど、最初の1時間を節約した結果、欲しいアウトプットが出てこなかったら、余計時間がかかるから、意味ないじゃん

僕「おお、確かに認識の違いで手戻りが発生したら、僕とNさん双方の時間を大きくロスしちゃいますもんね。納得です!」

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