ある夫婦が「米大統領選」で激しく対立するワケ さまざまな波紋を呼びながら決戦の日へ

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すでに多くの州で大統領選の郵便投票や期限前投票が始まっているが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、会場での投票を避ける傾向にある。例年なら当日、会場でタッチパネルやマークシート方式による投票が可能だったのだが、今年は希望者だけではなく、全有権者に投票用紙が送られている州もある。

また、タッチパネルでの期限前投票を実施している州では、ソーシャルディスタンスの奨励や、機械の除菌が不可欠になっている。

ソーシャルディスタンスを保ったテキサス州ヒューストンの投票所
投票所で配られている除菌シートと指サック

候補者はカニエ・ウェスト氏ら含め36人

日本ではほとんど報道されないが、大統領候補は2人だけではない。大統領選は政党に投票する意味合いが強いため、2大政党の候補者ばかりが目立つが、今年は全米で計36人が正式に認証されている。

各州で候補者になるための基準が違うので、全州で認められているのは、トランプ氏とバイデン氏の2人、リバタリアン党のジョーゲンセン氏とグリーン党のホーキンス氏のみだが、アメリカでも日本のようにさまざまな政党が存在する。

ちなみに有名ヒップ・ホップ・アーティストで、音楽プロデューサーでもあるカニエ・ウェスト氏は12の州で正式な候補者になっている。彼の政党名は「バースデー(誕生日)党」。自身が当選する日を新しい国の誕生日として祝いたいという理由からだ。

カニエ・ウェストが投稿した、自身のカリフォルニア州の選挙用紙
ケンタッキー州ではカニエ・ウェストが大統領候補になっている(右画像は拡大)
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