「超年下の女性」と結婚する男性は何が違うのか 「おじキュン現象」は婚活現場では起きていない

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男性側は「自分の年収よりも奥さんが高くてもいい」、あるいは「高いほうがいい」という人が増えてきたのですが、女性は1000万、2000万円と稼いでいても、相手の希望年収は必ず「自分よりも上」と言います。

相手が750万円は「ありえない」。「私が稼ぐから、相手は私より低くていい」と言えれば、選択肢の幅が広がり、いい男性が見つかりやすくなるのですが……。

家事をしてくれない男性と離婚するパターンも

唯一、例外が女医さんかもしれません。自分よりも年収の低い男性と結婚する女医さんが、この2年ほどの間に増えてきました。

女医さんにとっては年収よりも理解がいちばん。いつ何時、呼び出されるかわからない。そういう仕事であると理解し、家事もほぼできなくても認めてくれる男性が彼女たちにとってはいちばんなんです。

世界的に見て日本は、男性が家事をする時間が少ないと言われています。家事は女性がするものという古い役割分担がまだ残っており、女医さんたちも、自分がどんなに仕事で頑張っても結局は家事もしなければならないというプレッシャーを感じています。まったく協力してくれない男性と結婚して離婚する女医さんも多いようです。

「お前はいいよな、医学部を出られて。俺にその金はなかった」と男性が卑下して離婚するカップルもいます。そういうケースは恋愛結婚に多い。結婚相談所は最初から「女性のほうが年収がうんと高い」とわかっていて、「その点は全然気にしません」という男性だけがお見合いをするので、そのあたりがこじれることはありません。

ただし、それこそナギサさんばりの完璧な家事力と、どんなときも彼女たちを「すごいすごい、頑張れ頑張れ」と励ます包容力、それは女医さんとの結婚に欠かせない条件だと言えるでしょう。

植草 美幸 恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表

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うえくさ みゆき / Miyuki Uekusa

1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。結婚相談業のほか、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など、アラサー・アラフォー男女を「幸せな結婚」に導くために幅広く活動中。『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみさんとの共著、青春出版社)、『結婚の技術 (中央公論新社)、『モテ理論』(PHP文庫)など。

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