「超年下の女性」と結婚する男性は何が違うのか 「おじキュン現象」は婚活現場では起きていない

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年配男性に必ず求められるもう1つの条件、それはお金。年収が高いこと、最低1000万円以上が絶対条件なんです。だから、年配男性なら誰でも若いキャリアウーマンと結婚できる可能性がある、という話ではないのです。 50歳間近の男性Aさんは、会社を2つ経営しており、家を2軒、高級車も3台所有しています。このたび晴れて24歳年下の女性Bさんと結婚しました。

Bさんは最初から年上男性を探して婚活していたわけではありません。いろいろな方とお見合いをしていく中で、徐々に「年上もいいかもしれない」と気持ちが変わっていきました。「次はこれを食べに行こうね」「ここに迎えに行くね」と優しくリードしてくれるAさんに、同世代男性にはない魅力を感じたようです。

結婚後も、AさんはBさんを職場まで送り迎えしており、家政夫ならぬ運転手状態。家事は一切できないのでBさんに任せきりですが、彼女のためにキッチンをリフォームして、調理器具もすべて新しく買いそろえたそうです。収入は十分ありますから、Bさんは生活のためではなく趣味的にマイペースでゆとりをもって働くことができます。

 男性が若い女性を求める心理

Aさんは婚活市場において相当な好条件ですから、引く手あまたでした。Aさんが結婚相手に求めていた条件は、若いことと美しいこと。希望どおり24歳も年下の女性と結婚でき、「若いというのはいいですね」とつくづく言ってましたね。 若さはそれだけで魅力の1つと捉える男性は多いのですが、そこには「若い女性のほうが気楽」という心理もあるようです。

というのも、年を重ねて経験も豊か、社会的な地位もそれなりにある女性は、会話をすると男性とマウンティングが始まってしまうことがあるのです。男性の意見に対して「それは違うと思う」と、ズバッと反論する女性も多い。社会的な経験が浅い女性であれば、自分の話を素直に聞いてくれるのがありがたいのでしょう。

60代のCさんは、とてもダンディーで趣味が多く、年齢を感じさせないはつらつとした印象の男性です。会社役員のため定年はなく、役員報酬がずっと入ってくるので収入はたっぷり。バツイチで前妻との間にできた子どもはもう成人しています。婚活の結果、40代女性Dさんとご成婚となりました。

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