「1いいねで〇〇」で超絶バズった作品の舞台裏 ツイッターへの何気ない投稿が絵本になった
ツイッターやインスタグラムなどへの投稿が爆発的にバズるなど、クリエイターにとってSNSは重要な活動の場となりつつある。イラストレーターのおおのたろうさんも、その威力を感じている1人だ。
今年4月11日、赤ちゃんのイラストと同時に、「1いいねにつき1日成長する赤ちゃん 365いいねごとに誕生日が来ます」と投稿したところ、猛烈な勢いでいいねがつき、なんと初日で13歳まで成長。その後の反響もすさまじく、なんと18日には700歳を超えるほどいいねが集まるほどに。2カ月間の投稿で約29万いいねを集めた、この「赤ちゃん」が大人になっていく様子は書籍『きみの中のぼく』となって発売もされた。
イラストだけでなく、「GIFゲーム」などをほぼ毎日投稿しているおおのさんがブレイクしたきっかけはなんだったのだろうか。
「GIFゲーム」がバズる
イラストレーターとして活動していたおおのさん。もともとツイッターは利用していましたが、ある時作品用のアカウントを開設し、毎日作品を投稿するようになったという。
趣味で気楽に作れる作品、頭の隅に浮かんだネタのような投稿をしていましたが、前々から好きだった顔ハメ看板を題材にした「顔ハメ看板GIFゲーム」を投稿したところ、フォロワーさん何人かが反応してくれ、コメントでの交流も盛んになりました。調子に乗ってシリーズ化して、毎日顔ハメ看板GIFゲームを投稿するようになったのです。
その流れで作ったのが「赤ちゃんにおむつをはかせてあげよう」というGIFゲーム。これがツイッターで大反響を得て、話題になりました。自分の作品を通してフォロワーさんたちと一緒に遊ぶ、それは学生時代に友達に作品を見せては一緒に楽しんでいたあの頃と一緒。それからもGIFゲームを作り続け、200以上のゲームを発表しました。GIFゲームが新たな仕事につながり、遊べる広告としてさまざまな企業とのコラボ作品も生まれました。
こうした活動を続けている中、「1いいねにつき1日成長する赤ちゃん」が大反響を巻き起こす。活動の幅を広げようと考えていたのに、世の中がコロナ一色になった今春のことだ。
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