「1いいねで〇〇」で超絶バズった作品の舞台裏 ツイッターへの何気ない投稿が絵本になった

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ときには流行に乗っかることも大事だと思っています。僕はあまり流行に敏感な人間ではありませんが、流行りにはその時代のその一瞬にだけ生まれる不思議なパワーがあると思っていて、その強力な流れに自分なりの表現を置いてみることで、作品の新しい可能性を発見できたり、新しく見てくれる人が増えたりする機会にもなります。

ただし、何にでも便乗するのではなく自分がいいと思ったものにする。
表面的な大きな流れを見つつも、深海にもぐるように自分にしかできない表現を模索しながら発信していくことが大事だと思います。

とにかく「これいいかも!?」と思いついたことはすぐにやってみることが一番だと思います。思いっきりすべってしまうこともありますが、それはそれで学びにもなるしネタにもなるし、それらの経験はすべて次の作品に活かすことができます。

SNSでは作家が試行錯誤する様子が見られる

これまで自らの好奇心の赴くままに挑戦を続けた結果、作品がバズったり、その作品が書籍化するなどしているおおのさん。今後はこれまでやっていないことにも挑戦したいという。

『きみの中のぼく』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトへジャンプします)

特にこれまで制作していない大きなオブジェや巨大壁画、100人入れる顔ハメ看板、電車のラッピング、公園の遊具といった大きな場所を使った仕事をしてみたいです。個展も久しくできていないので開きたい。

いろいろ挑戦して、失敗して、学んで、成長していきたい。コロナで変わった世界では、これまで以上にどんどん新しい道を開拓していかなければいけないと思います。普通にしていても壁がどんどん迫ってくる(笑)。ならば余計に挑戦していくしかない。逆を言うと挑戦しやすい時代でもあると思います。

作家が試行錯誤する過程を見られるのも、SNSで作品を発信するいいところかもしれません。辛いこと、楽しいこと、嬉しいことを共有できて、いかせる場所だと思います。今後も、自分のそんな七転八倒な姿を面白がってもらえたらなによりです。

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