オンライン初開催「CEATEC」、米CES超えの勝算 アマゾンウェブサービスなどIT企業が続々参加

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実は2020年1月に、アメリカでリアルイベントとして開催された世界最大級のテクノロジーイベント「CES 2020」の来場者数は約17万人であり、今回のシーテックは、それを上回る目標数ともなる。

ただし、CESの参加費が有料(早期申し込みは無料)であるのに対し、シーテックは完全に無料であること、またCESでは3~4日間来場する人が多いのに対し、シーテックは半日程度の見学が多いという差がある。これがオンラインによってどう変化するのか、注目のポイントだ。

ちなみに、2021年1月に予定されているCESは、完全オンラインで開催されることになる。

2つめは、出展者数に大きな変化があることだ。昨年のシーテックの出展者数は、787社・団体となったが、現時点の出展者数は約320社・団体となっており、半分以下になっている。が、ここにもオンラインならではの要素があり、単純に半減したとはいえない部分がある。

出展者数は昨年と同程度に

実施協議会が発表していた出展者数は、これまで共同出展もカウントしていた。例えば、2018年のシーテックで入場制限が行われるほど人気を博したローソンの場合、展示ブース内では18社の企業が協力し、共同展示を行っていた。そのためローソン1社の出展ではなく、ローソンを含めて19社の出展と数えられていた。

だが今年はオンライン化したことで、こうした共同出展という制度がなくなり、純粋に1社とカウントされるようになった。そのため、数字上、出展者数は半減するといった結果になっているのだ。

では「申込数」で見た場合にはどうなるだろうか。シーテック 2019では、355社・団体となり、現時点の320強という数字と比較すると1割程度の減少にとどまっている。

実施協議会の鹿野氏は、「今年は出展を見送った企業もたくさんある。だがオンライン開催だからこそ、新規に出展するというケースもあり、最終的には昨年のリアル展示への申込数とほぼ同程度になると見込んでいる」とする。

これまでは開催3カ月前の時点で展示会場のコマ割りが決まっていたが、オンライン化したことで事実上、開催直前まで出展申し込みの受け付けが可能だ。実施協議会はギリギリまで出展交渉を続けているようだ。

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