ローソン巨額損失の謎、チケット拡大があだ

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店内でチケット発券を手掛けるローソンにしても、チケット強化は客単価上昇が見込める重要戦略の一つ。一般的にチケット販売の利益率は弁当より低いが、単価は数千円以上で1万円を超えるものも多い。弁当と飲み物を買っても500円でお釣りがくる時代に、この客単価は魅力だ。

チケット販売でローソンに水をあけられたセブン−イレブン・ジャパンは昨年12月、ぴあに出資し、チケット事業の強化に動いた。セブンを本気にさせたのはローソンのチケット戦略だった。

「就任以来、最大の迷惑をかけた。一から出直す」と9日の会見で頭を下げたローソンの新浪剛史社長(LEM会長)だが、どう立て直すのか。しかし気になるのは、消えたカネの行方である。

【2019年8月9日16時50分追記】関係者のプライバシーに配慮して初出時より一部表現を改めました。

■ローソンの業績予想、会社概要はこちら 

 (撮影:梅谷秀司 =週刊東洋経済2010年2月27日号)

高橋 志津子 東洋経済 記者

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たかはし しづこ / Shizuko Takahashi

上智大学法学部国際関係法学科卒。東洋経済新報社に入社後は、会社四季報、週刊東洋経済、ムック、東洋経済オンラインなどさまざまな媒体で編集・執筆を手掛ける

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