第99代首相「菅義偉」を読み解く本人の言葉18選 素顔、原点、思想、信念、信条をどう語ってきたか
菅:戦後70年が経った今も、沖縄には多くの米軍施設がある。それを少しでも軽減するのが私たちの役割。辺野古移設がきちんとできれば、普天間は閉鎖できて、基地は減る。それが目に見える形になる。継続的に住宅環境、自然環境にできる限り配慮して進めていくしかないと思っている。
菅:私が自民党の選挙対策総局長だった07年、自民党の大阪選出の国会議員と大阪市議が、「労使一体で公務員天国を続けてきた大阪をぶち壊す。そのために大阪市長選挙に橋下さんを出したい」と言って連れてきた。大阪府知事になる前で、最初は市長選挙だった。
「橋下さんに会って口説いてくれ」と言われ、私は口説いた。ですが、芸能プロダクションに入っていたからだめで、橋下さんは断った。その後に、逆に大阪府知事選挙に出たいと言ってきた。私は高く評価している。改革意欲に富んでいて、捨て身で政治をやって実績を上げた。大阪での行政改革で、約束したことをやった。
菅:国民次第です。自民党の立党以来の党是で、どの選挙でも「やる」と言っているけど、自民党だけでやれるとは思っていない。国民世論を深めていかなければ。そう簡単にできないと思う。
幹の部分の生産拠点を国内に戻すことが大事
菅:今後はこれまでよりも強い経済を作っていかなければならない。その際に、例えばマスクも自動車の部品の根幹部も、ほとんど中国で作っているという問題がある。特定の国に依存せず、今後は幹の部分の生産拠点を国内に戻すことが大事だと、皆、身にしみてわかったと思う。必要なものについて、国内回帰できるようにするために補助金を出すといったことが重要になってくると思う。経済を強くする意味では、デジタル化、オンライン化も大事です。デジタル化によって、全国で社会が一挙に変わっていくでしょうね。
菅:開催できると思っている。日本がコロナ対策をきちんとやって成功を収めるだけでなく、世界の人たちが出場できる環境を作らなければならない。
菅:私は渓流釣りが本当はいちばん好きです。醍醐味というか、細い糸で、糸を切られないように大きい魚を釣るのは、なかなか面白い。太い糸だと、魚は食わないんですよ。
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