東洋経済オンラインとは
ビジネス

キリン・サントリー「強者連合」決裂の余波

4分で読める
2/3 PAGES
3/3 PAGES


 両社の前期決算では、サントリーの営業利益率が5・3%に対し、キリンは5・6%。会計基準が異なり単純比較はできないが、世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブの24・9%(08年)とは大きく懸け離れている。

仮に統合していれば、過当競争に歯止めをかけて販促費抑制などに踏み切れたはずだ。

すでに縮小傾向の国内市場は閉塞感を強めており、数年前から再編を視野に入れた提携が進む。昨年はキリン・サントリーの行方を見守るメーカーが多かったが、破談を受けて両社を交えた再編が再び活発化する可能性は大きい。

「これまでのキリンともサントリーともまったく違う新しい会社を創る」。交渉を開始したばかりの昨年6月、佐治社長は高らかに語っていた。だがリスクを伴わない「理想論」だけでは、世界企業への新たな道は開けない。

■キリンホールディングスの業績予想、会社概要はこちら

(倉沢美左 撮影:尾形文繁 =週刊東洋経済10年2月20号)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象