婚活男女のSNS、意外な「どん引き」ポイント 趣味が「恐怖」や「負担」の境界線を越えるとき

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お金の使いすぎはダメ。ゲームにハマりすぎて分不相応な金額を費やしているようなタイプは結婚生活が破綻します。自分の経済レベルをきちんとわかったうえで「2万円まで」などとお小遣いの範囲で楽しめるのであれば大いに結構です。時間も「1日1時間まで」などと互いに納得できる取り決めをするといいでしょう。

アイドルオタクは趣味の範疇であれば構わないのですが、現実とテレビの世界を混同してしまうのは困りもの。結構多いんです、「ジャニーズのようなイケメンと結婚したい」という女性。そういう女性は生身の男性は男性とは思えない。顔が陶器のようにツルンとしていて、スラッとしていて、中性的な男の子しか男性と認めない。

あるジャニーズファンの30代の女性は、もう5年以上も婚活をしているのですが一向に結婚に結び付きません。どんな男性に会っても「ハゲている」と言うんです。相手の髪型に好みがあるのはわかりますが、その女性の場合、誰に対しても「ハゲている」と言うのです。よくよく聞くと、ビジネスマンのキリッとした短髪で地肌が見えるのが嫌なのだそう。地肌くらい誰でも見えるでしょう……。

さらには「毛深い」ともよく言っています。男性アイドルは脱毛したり、ヒゲの剃り跡が見えないようにドーランを濃く塗ったりしているのですが、その基準からすると一般の男性がみんな毛深く見えるのは当然です。「全身脱毛してもらわないと嫌だ」とも言っています。

容姿さえよければ年収などその他の条件はなんでもいいのかというとそうではないので、婚活はかなり厳しい。初めの2年ほどは「脱ジャニーズしなさい」と何度も説教しましたが、まったく聞かないので諦めました。

ちなみに、アイドルオタクの男性は結婚相談所にお金を使いたくないのか、意外と少ない。少なくとも弊社の相談所には熱狂的に女性アイドルに入れあげている男性はいません。

デートにナチスの軍服を着てきた男性

ただし、趣味が「行きすぎて」交際相手に引かれるケースは少なくありません。

ある40代女性が50代男性とお見合いしたときのことです。男性は「東大大学院卒、一流企業勤務、年収800~900万円、マンションあり」とかなりの好条件で女性は大喜び。「東大卒なんて会えることもないし、ましてや結婚もできるなんて思ってもみなかった。絶対、結婚する」とルンルンで真剣交際に入ろうと意志を固めました。

ただ1つ難点は、服装がイマイチ。デートのときは毎回、着古したユニクロのデニムとフリースを着てきて、身なりに気を遣っているようにはまったく見えないのだそうです。「きちんとした企業に勤めていてお金もあるはずなのになぜ?」と疑問に思い、普段どんな生活をしているのか気になって、フェイスブックで検索してみたそう。

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