婚活男女のSNS、意外な「どん引き」ポイント 趣味が「恐怖」や「負担」の境界線を越えるとき

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すると、男性が軍服を着ている写真が出てきました。さらにはマンションのベランダから国旗を出している写真も。デートのときの会話の内容からは、なにか思想がかっているとかそういうことは全然わからなかったようです。ただ女性は「頭がいいから、会話が半分わからない」とは言ってましたが……。女性はびっくりして交際終了にしました。

デートでナチス・ドイツのシンボルである鉤十字が付いた軍服を着てきた30代公務員男性もいました。マニアなのかおしゃれのつもりなのかわかりませんが、コートも持っているそうです。映画かなにかを観てかぶれたのかもしれません。「そんなの着ていって好感を持たれるわけがない。今すぐ捨てて」とやめさせました。

趣味は個人の自由とはいえ、婚活と両立できる趣味とそうでない趣味があります。婚活を成功させたいのであれば、そこは考え直さざるをえません。

インスタで「盛りすぎ」は逆効果

お見合いするときに、人によっては相手のことをSNSで検索します。例えば「○○(地名)で老舗のうなぎ屋を経営」とプロフィールに書かれているとしたら、名前などをかけ合わせて調べればお店が特定できるでしょう。病院やクリニックを経営している人も、名字と住所から「○○区、内科、△△△」などと検索すれば出てくるので、経営規模を調べることができます。 公式ホームページが出てくる分には大いに結構です。

しかし、フェイスブックなど個人のSNSまで検索される可能性もあるので、婚活している人は気をつけたほうがいいですね。自分の趣味嗜好を披露する場として使われやすいSNSですが、必要以上の情報をあえて流す必要はありません。

とくに女性の場合は、インスタグラムで盛りすぎると「華やかすぎて嫌だ」と避けられる傾向にあります。とくにコロナ禍は節約している人のほうが好感を持たれやすい。実際、「こんな時期なのにルイ・ヴィトンを買っている」「結婚したら、ヴィトン何個買うんだろう?」と言われて振られた女性がいます。

実際にデートに行くときも、「ブランドものは持っていってはいけない」と事前に伝えていますし、オンラインお見合いをするときも、「後ろにブランドもののバッグなどが見えないか注意して」「『クローゼットを見せて』と言われることがあるので、ブランドものは隠して」とアドバイスしています。

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