終電30分繰り上げ、「深夜の帰宅」どう変わるか 東京駅から各線の終電時刻を考察してみた
では、現行の運行時刻を示したうえで、終電が30分繰り上げられた場合を考察してみたい。なお、現行の終電を30分早めているだけで、確定したものではなく、参考でしかないことを初めに申し上げておく。また、JR東日本は「終着駅の到着時刻をおおむね午前1時ごろとする」としており、目安の1時を大きく超えている路線は少ないことから、それほどは変わらない可能性もある。
■山手線/外回り
東京0:24→大崎0:41→渋谷0:52→池袋1:09(現行/平日)
東京0:25→大崎0:41→渋谷0:52→池袋1:09(現行/土休日)
東京1:03→品川1:16(現行)
単純に30分繰り上がると、例えば山手線外回りで渋谷駅を目指した場合、東京駅23時55分発→渋谷駅0時22分着となる。東京メトロ銀座線では、東京駅に近い京橋駅が0時20分発(休日0時11分発)、渋谷駅着が0時37分着(休日0時28分着)なので、東京メトロのほうが遅い終電となる。
■山手線/内回り
東京0:39→日暮里0:51→池袋1:06(現行)
山手線内回りは、単純な30分繰り上げでは東京0時9分発→池袋0時36分着である。並行する東京メトロ丸ノ内線では、東京駅0時23分発(休日0時14分発)→池袋駅0時40分着(休日0時30分着)なので、こちらも東京メトロのほうが終電は遅くなる。
京浜東北線はどうなる?
■京浜東北線/北行
東京0:23→大宮1:17(現行)
東京0:40→赤羽1:06(現行)
東京0:59→上野1:07(現行)
京浜東北線北行は単純な30分繰り上げでは、大宮行の終電が東京23時53分発(大宮着0時47分着)、赤羽行の終電が東京0時10分発(赤羽0時36分着)、上野行の終電が0時29分発(上野0時37着)ということだ。ただし、現行の大宮行と、終電繰り上げ後の上野行が大差ない時刻となるため、、最終電車が大宮行になるといった配慮はなされる可能性もある。
■京浜東北線/南行
東京23:58→磯子0:54→大船1:09(現行)
東京0:28→横浜1:10→桜木町1:13(現行)
東京0:49→蒲田1:11(現行)
南行は単純な30分繰り上げでは、大船行が23時28分、桜木町行が23時58分、蒲田行が0時19分となる。
平行路線としては、東急東横線の最終が渋谷0時7分発→横浜0時49分着→元町・中華街着0時57分であり、出発地が渋谷に近い場所で、横浜や桜木町周辺が目的地の場合は、終電繰り上げ後は、東急線の終電のほうが遅くなる可能性がある。
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