終電30分繰り上げ、「深夜の帰宅」どう変わるか 東京駅から各線の終電時刻を考察してみた
■横須賀線
東京23:22→品川23:31→横須賀0:41→久里浜0:51(現行)
東京23:50→逗子0:54(現行)
横須賀線は単純な30分繰り上げでは、久里浜行が22時52分発、逗子行が23時20分発となる。
競合路線の京急線が品川0時2分発で、横須賀中央0時52分着→京急久里浜1時1分着(平日のみ。休日は品川23時33分発)なので、現行ダイヤでも京急線のほうが終電は遅い。
対して逗子は、現行ではJRは品川発0時4分の東海道線で戸塚駅に行き、横須賀線終電に乗り換えると0時54分着。京急は0時2分発の特急で、金沢八景乗り換えで逗子・葉山駅0時51分着なのでJRのほうがやや遅いが、繰り上げ後は京急のほうが遅くなると思われる。
上野東京ラインはどうなる?
■東海道線(上野東京ライン)
東京22:52→熱海0:42(現行)
東京23:54→藤沢0:46→小田原1:21(現行)
東海道線は単純な30分繰り上げでは、熱海行が22時22分発、小田原行が23時24分発となる。東海道新幹線の最終「こだま815号」は東京22時48分発→熱海23時39分着なので、対熱海駅だと終電繰り上げ後は、新幹線の方が終電は遅くなる。
競合する小田急線は新宿23時42分発→藤沢0時48分着(相模大野駅で乗り換え)→小田原1時07分着(土休日1時06着)である。終電繰り上げ後は、出発地が新宿に近ければ、小田急線のほうが終電が遅くなる。
■宇都宮線(上野東京ライン)
東京23:08→久喜0:01→宇都宮1:04(現行)
単純な30分繰り上げでは、東京発が22時38分となるはずだが、現行の宇都宮線最終は上野23時38分発(宇都宮1時25分着)なので、これを取りやめて東京23時8分発が残る可能性もある。
競合する東京メトロ半蔵門線・東武線は、大手町23時8分発→北千住23時35分発→久喜0時17分着なので、現行ではJRの上野発最終のほうが遅いが、終電繰り上げ後は出発地次第で、東武のほうが遅くなる可能性はある。
■高崎線(上野東京ライン)
東京21:59→高崎23:52(現行)
東京22:48→籠原0:04(現行)
単純な30分繰り上げでは、高崎行が21時29分発、籠原行が22時18分となるが、上野発は23時46分発の高崎行(1時37分着)があるため、東京発の最終電車時刻は変更がなされない可能性もある。上野発は繰り上げられる可能性が高い。
■常磐線(上野東京ライン)
東京23:04→土浦0:17→水戸1:05→勝田1:15(現行)
単純な30分繰り上げでは、勝田行が22時34分となるが、上野発については土浦行が23時42分発(土浦0時46分着)まであるため、こちらを廃止して東京発の時刻には影響がない可能性もある(ただし、土浦駅~勝田駅の作業間合い確保の関係で、勝田行が土浦駅止まりになる可能性もある)。
終電繰り上げ後は、秋葉原23時45分発のつくばエクスプレスで、つくば0時43分着なので、出発地・目的地によってはつくばエクスプレスのほうが終電が遅くなる。
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