山手線と京浜東北線「並走区間」で速いのは?

品川-田端「同時出発」ダイヤを徹底分析

山手線と京浜東北線は品川ー田端間を並走する(写真:千和 / PIXTA)

JR山手線とJR京浜東北線は品川―田端間で並走している。山手線と京浜東北線のどちらかに乗っていたら、窓越しにもう一方の列車が後方からぐんぐん追い上げてくるのを見て、「あっちに乗ればよかった」とちょっと後悔した経験のある人も少なからずいるだろう。目的地に向かって1分1秒を争うほど急いでいるときに、どちらに乗るほうが速く目的地に着けるだろうか。

運行本数が多く頻繁に電車が来るのは山手線だが、京浜東北線は昼間の時間帯に快速運転をしているので、両者にはそれぞれ一長一短がある。さらにいうと、上野東京ラインを使えば品川―上野間は東京、新橋にしか止まらないので所要時間はより短くなる。

朝ラッシュ時は山手線が優位

そこで山手線と京浜東北線各駅停車が並走する品川―田端間だけに条件を絞り、駅ホーム上に同時に両方の電車が止まっている場合、どちらに乗るほうが早く並走区間を走り終えるかを調べてみた。

今回は『東京時刻表』(交通新聞社刊)に掲載されている分単位のダイヤで調べている。従って同じ00分発車でも片方が00分10秒、もう片方が00分20秒といった具合に、実際に両者が同時に発車しているわけではない。ただ、大まかな傾向はわかるかもしれない。なお、東京時刻表には発車時刻しか記載されていないので、発車時刻を到着時刻に置き換えている。

まず、品川から田端へ向かう山手線内回りと京浜東北線上り(大宮方面)について調べてみた。両者が同時に品川を出発するのは4時50分。京浜東北線が田端に到着するのは5時15分。山手線の田端着は5時17分。京浜東北線のほうが2分速く田端に着く。ただ、次の同時出発である5時14分品川発では、山手線のほうが1分速く田端に到着する。

朝ラッシュの時間帯になると山手線のほうが速いダイヤが目立つ。朝7~8時台で両者が同時に品川を発車する18本のうち、山手線が先に田端に到着するのは10本。同着が6本。京浜東北線のほうが速いのは2本だけだった。

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