QS世界大学ランキングでも東大は30位
一方、タイムズ社と分かれたQSが毎年9月に公表している、こちらもよく知られている「QS世界大学ランキング」があります。
QS World University Rankings;
http://www.topuniversities.com/university-rankings/world-university-rankings
こちらは従来からの指標をそのまま使っていて、評価指標は各国研究者間の相互評価(40%)、学生就職先の評価(10%)、学生一人当たりの教員数(20%)、教員一人あたり論文引用数(20%)、外国人教員比率(5%)、留学生比率(5%)となっています。
「THE 世界大学ランキング」は「QS世界大学ランキング」から卒業生の雇用主からの評価を止め、代わりに産業界からの資金など資金面を評価に組み入れたほか、外国人教員比率と留学生比率、研究者間の相互評価の割合を低くし、Ph.D.取得学生数、Ph.D.取得数/学士号取得数比、教員1人当たりのPh.D.取得学生数、等の博士教育に関わる数字を評価に組み入れています。
大雑把に言えば、「THE 世界大学ランキング」は研究者や卒業生の雇用者からの評価、といった主観的な指標を減らし、絶対数でわかる指標の割合を増やしたことになります。
「QS世界大学ランキング」の2012年ランキングでは、MIT(マサチューセッツ工科大学)が論文引用数と学生一人当たりの教員数の上昇により総合1位の座に輝いています。2位にケンブリッジ大学、3位にハーバード大学と英米の大学が続き、英米以外ではやはりスイス連邦工科大学チューリッヒ校が13位に登場し、東京大学は30位となっています。ただしこちらのランキングでは、香港大学(23位)、国立シンガポール大学(25位)に次ぐ、アジア3位の位置づけです。
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