最新版「CSR企業ランキング」業種別トップ10

各業界でコロナ後も信頼される会社はどこか

鉄鋼/非鉄金属/金属製品のトップは住友電気工業(536.7点)。人材活用85.9点、環境86.7点、企業統治+社会性87.0点と安定的に得点。住友電工グループCSR調達ガイドラインを取引先などに周知するといった、サプライチェーンでの取り組みを着実に進めている。

2位はLIXILグループ(527.9点)、3位日本製鉄(527.0点)、4位住友金属鉱山(521.1点)、5位ジェイ エフ イー ホールディングス(519.1点)と続く。

機械はコマツがトップ(562.2点)だ。人材活用97.0点、環境92.0点、企業統治+社会性94.4点、財務278.8点と満遍なく得点。8位の人材活用以外にベスト10入りはないが、総合力で総合8位となった。

同社は収益向上とESG(環境・社会・ガバナンス)課題の解決の好循環で持続的成長を図り、企業価値の最大化を目指している。

2位はダイキン工業(558.2点)。人材活用90.9点、環境97.3点、企業統治+社会性90.4点と、環境に強みがある。以下、3位クボタ(552.7点)、4位日本精工(536.1点)、5位三菱重工業(531.8点)までが総合100位内となっている。

電気機器/精密機器のトップは、未上場ランキングでも2位だった富士ゼロックス(560.2点)。富士フイルムホールディングスの主要子会社で、同社の財務得点(277.1点)を使っている。

2位は富士通(554.4点)。人材活用90.9点、環境94.7点、企業統治+社会性93.8点と環境が強い。

3位は、財務が急回復した東芝(553.5点)。以下、4位キヤノン(552.2点)、5位オムロン(551.8点)と続く。10位のパナソニック(547.0点)でも総合36位という、高得点ぞろいの業種だ。

輸送用機器はトヨタグループが上位独占

輸送用機器のトップはトヨタ自動車(553.7点)で総合17位だった。人材活用92.9点、環境97.3点、企業統治+社会性93.8点と、いずれも高得点。2018年度の社会貢献支出額は190.7億円で圧倒的1位。自社の強みを生かしたグローバルな社会課題解決に幅広く取り組んでいる。

2位はアイシン精機(552.9点)、3位デンソー(550.2点)と、トヨタグループが並ぶ。以下、4位マツダ(547.8点)、5位ホンダ(545.8点)と続く。

その他製品は大日本印刷(529.6点)がトップ。人材活用82.8点、環境90.7点、企業統治+社会性95.5点だった。

電気を使わず保冷剤で冷蔵状態の温度を長時間保てる「DNP多機能断熱ボックス」によって、冷蔵インフラが遅れている東南アジアで貢献するなど、社会課題解決の取り組みは多い。総合100位内は同社のみだった。

以下、2位ヤマハ(524.0点)、3位アシックス(517.3点)、4位オカムラ(488.6点)と続く。

次ページコロナ禍の影響が大きい業種は?
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
  • 本当に強い大学
  • CSR企業総覧
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
半導体狂騒曲<br>黒子から主役へ

情報通信に欠かすことのできない半導体。可能性は広がる一方、巨額のマネーゲームの様相も強まっています。国の命運をも左右し始めている激動の業界。日本と世界で今何が起こり、どこに向かおうとしているのかに迫ります。

東洋経済education×ICT