繊維製品は東レ(555.9点)がトップ。人材活用90.9点、環境97.3点、企業統治+社会性92.1点と、いずれも90点以上だった。
温暖化防止や水浄化、資源の有効活用などに貢献する「グリーンイノベーション事業」、公衆衛生や医療の質の向上、健康・長寿に貢献する「ライフイノベーション事業」を全社的なプロジェクトとして推進。海水淡水化や下廃水の浄化といった、水不足の解消に貢献する水処理膜事業をグローバルに展開している。
2位は帝人(541.0点)。この業種は対象社数が少なく、総合ランキングで500位内に入った企業は9社だった。
小規模天然ゴム農家を支援
パルプ・紙/化学は有力企業がズラリと並ぶ。
トップは花王(567.0点)。女性管理職比率16.8%という数値の高さに加え、フレックスタイム制度、在宅勤務制度、裁量労働制度をはじめとした幅広い勤務柔軟化の各制度などで人材活用は98.0点(5位)。財務も20位の278.8点と高得点。環境94.7点(39位)、企業統治+社会性95.5点(35位)とバランスよく、総合でも4位となった。
2位は、2017年まで3年連続で総合1位だった富士フイルムホールディングス(566.3点)。以下、3位旭化成(558.4点)、4位信越化学工業(547.4点)、5位三菱ケミカルホールディングス(546.0点)、6位ユニ・チャーム(543.1点)までは総合50位内だった。10位の王子ホールディングスも総合99位という激戦区だ。
医薬品は第一三共(546.5点)が首位だった。
中期経営計画にコンプライアンス経営、環境経営、社会貢献など、CSRの6つの活動分野における目標を設定。マテリアリティ(重要性)に従い、幅広い活動を行っている。
企業統治+社会性は97.7点と高得点。人材活用89.9点、環境86.7点、財務272.2点と合わせて、総合でも37位だった。
以降も、2位武田薬品工業(544.1点)、3位アステラス製薬(541.0点)、4位塩野義製薬(539.3点)、5位中外製薬(536.2点)と、製薬大手が並ぶ。
石油/ゴム/ガラス・土石は、トップがブリヂストン(556.9点)で総合14位。人材活用87.9点、環境92.0点、企業統治+社会性96.6点、財務280.4点と、いずれも高得点だった。
タイヤの原材料サプライヤーである小規模天然ゴム農家に生産性向上技術や苗木を提供し、品質・単位面積当たりの収量の向上と、天然ゴム生産に伴う土地利用の拡大抑制に貢献している。事業に関係する活動で社会課題解決に積極的に取り組んでいる。
2位はENEOSホールディングス(旧JXTGホールディングス)の540.2点。以下、3位住友ゴム工業(535.2点)、4位AGC(527.8点)、5位TOTO(526.1点)が続く。
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