50代からの再就職「失敗する人・しない人」の差

「有力者とのコネ」を使わない手はない

ケース2:「人脈メンテナンス」が生きるケース

次に、最も汎用的なパターンです。この方法は、先にお話しした「50歳になったら“全方位での”社内外の人脈の構築とメンテナンスが欠かせない」ということが伏線になっています。

メンテナンスというのは、ひとかどの人物になっているかどうかにかかわらず、まずは疎遠になってしまっている人と、直に会って旧交を温めることです。

その席でも次のタイミングでもかまわないので、定年後の再就職の話題を出してみることです。その場で、相手の知人が「あなたのような人材」を探していることがわかれば、どんな会社なのか、前に進めるのか、その場の話で終えるのかを考えながら話すことになるでしょう。

実はこの、なんの変哲もない、なにげないやり取りで、再就職先がバンバン決まっているのが今の日本です。

絶大な効果発揮する「有力者とのコネ」

ケース3:「ハブ的な有力者」を介するケース

最後は、人脈のハブ的な信頼のおける人物への再就職の率直な相談です。その人物が直に再就職先を紹介してくれる場合もあるでしょうし、誰かを介した間接的な紹介になるケースもあります。

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私の大学時代のクラスメートのJ島氏は、1年の間にこのパターンで2回も転職して、結局3年前に早期退職した会社に出戻りしました。

最初の会社の部長職を早期定年の割り増し退職金をもらって辞め、50代前半でオーナー企業に転職するも、オーナーと合わず別の会社に転職。そこは1年ももたずに古巣に復帰したのです。

最初の転職こそエージェントを通してでしたが、次の転職は最初の会社の後輩への相談、その次の転職は最初の会社の先輩への相談で決まっています。

最終的に割り増し退職金をもらった会社に戻れるのですから、力のある人への相談は威力絶大ということです。

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