日経平均517円安、30日以降の重要指標は何か 

終値は2週間ぶりに2万2000円を割り込む

 6月29日、東京株式市場で日経平均は反落。終値は6月15日以来2週間ぶりに2万2000円を割り込んだ。写真は東京株式市場で2018年10月撮影(2020年 ロイター/ISSEI KATO)

[東京 29日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落。終値は6月15日以来2週間ぶりに2万2000円を割り込んだ。前週末の米国株式市場で主要3指数が反落して取引を終え、東京市場も朝方から終始軟調な展開となった。あす以降、中国製造業PMI、日銀短観、米ISM製造業景気指数など重要経済指標の発表が相次ぐことから手控えムードも出やすく、買い材料が乏しい中で利益確定売りなどに押された。

後場の市場からは「上海総合株価指数や香港ハンセン指数の軟調推移をにらんで仕掛け的な売りが出ているのかもしれない」(国内証券)との声が出ていた。中国政府が香港で統制を強める「香港国家安全維持法案」の月内成立があり得ることが嫌気された可能性がある。

TOPIXも反落。東証33業種は全てが値下がりし、鉄鋼、鉱業、その他金融、空運、保険などが値下がり率上位に入った。メガバンクなど銀行株も軟調。前週末の米国株市場で銀行株が下落した流れを引き継いだ。米連邦準備理事会(FRB)が大手銀行を対象としたストレステスト(健全性審査)の結果を公表し、少なくとも第3・四半期まで配当支払いを制限する方針を明らかにしたことなどが嫌気された。

市場からは「レーザーテック<6920.T>が年初来高値を更新するなど、半導体関連や5G関連が堅調に推移している。今後さえない企業決算が続く可能性もあるが、このように相場に『柱』があるうちは売り込みにくく、下げも中途半端になりやすい」(東海東京調査センターのシニアストラテジスト、中村貴司氏)との指摘が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり506銘柄に対し、値下がりが1618銘柄、変わらずが40銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      21995.04 -517.04

寄り付き    22255.05

安値/高値   21,969.59─22,281.38

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1549.22 -28.15

寄り付き     1560.19

安値/高値    1,547.80─1,562.06

 

東証出来高(万株) 124962

東証売買代金(億円) 21407.10

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