4つ目は、「メリハリをつけた話し方」を意識することです。
ウェブ会議で発言していると、「自分の話を聞いてもらえていない気がする」と思ってしまうこと、ありますよね。対面(リアル)でないのでどうしても不安な気持ちになってしまいがちです。
そんなときこそ、発言に「抑揚」をしっかりつけるようにしましょう。普段話すときよりメリハリをつけた話し方になるくらいでも大丈夫です。
「朗読」では、強調したいポイントは、「①高めの声で話す」「②ゆっくりはっきり話す」「③強く発音する」「④ポーズ(間)を置く」「⑤気持ち(感情)を込める」などがあります。「朗読」のスキルをうまく取り入れて、発言にメリハリをつけましょう。
お互いの地声は、パソコンやマイクのスピーカーを通した機械的な声に変換されます。機械を通した声だと、微細なトーンや気持ちの変化を感じづらくなります。そんな状況で「力んでずっと大声」「ずっとハイテンション」「甲高い声が続く」「早口でまくしたてる」と聞き手は疲れてしまいます。
対面のときは、声量は大きく保つべきですが、イヤホンマイクなどをする場合は声をよく拾うので、力んで話さないように注意しましょう。
甲高い声の人は……落ち着いて少しトーンを下げて
早口の人は……一音一音、丁寧に発音する気持ちで
「~なので」「~なんですが」「~ですけど……」と、読点で延々つなぐような1文が長い話し方はやめましょう。1文を短くまとめると、歯切れがいい発言になり、信頼感にもつながります。
語尾も、自信をもってはっきり言い切ります。「~です」「~ます」「~ですよね」など、「語尾まではっきり発音し、言い切る」ように心がけましょう。
対面より、より語尾が聞き取れない状況になる可能性もあります。テンポよく、歯切れよく話しましょう。歯切れが悪いと、自信のない印象になりますので気をつけましょう。
「朗読の話し方」で表情や発言に磨きをかける
ウェブ会議など、画面を通して話すことに「自分の意思がうまく伝わらなくてなじめない……」と、苦手意識を持っている人も少なくないと思います。しかし、今まで気づかなかったことを見つけて、自分の表情や発言にさらに磨きをかけられるチャンスでもあると思います。
「朗読」の話し方を応用できるところも多いと思いますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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