渡部建の「不倫騒動」に見えた3つの致命的ミス 順風満帆なのになぜ欲望に負けてしまったのか

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渡部さんはレギュラー番組の多さから「ステータスが高い」「お金を持っている」ことは一目瞭然。加えて、「王様のブランチ」(TBS系)、「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)などの女性視聴者がメインの番組出演が多いため、女性の好む情報をよく知っています。

芸能人と言えど、これだけ女性との会話が盛り上がり、モテる要素を持っている男性は少なく、さらに好感度を上げ、距離を縮める心理学を知り、それを試したくなるような交流の場がたくさんある。

今回の報道は「彼は女好きだから」「性欲が強いのだろう」という短絡的な結論ではなく、「バラエティ番組への出演が目的だったものを公私混同して使ってしまう」という状況を作ったセルフブランディングのミスに見えてしまうのです。

活動自粛の理由にふれない不可解

3つ目は、スキャンダル発覚時の対応ミス。詳細が報じられる前に所属事務所が芸能活動自粛を発表したのは、「早めに手を打っておきたかった」のでしょう。ただ当然ながら、「早ければいい」というわけではありません。

事前告知のような形にすることで、「見る側に心の準備をさせ、ショックをやわらげられる」というメリットがある反面、「なぜ理由にふれないのか」と疑念を抱かれるデメリットがあります。さっそくネット上やワイドショーのコメンテーターから、「説明なしに自粛してガードを固めるのは姑息」という声が挙がっていますが、まさに正論。人気商売の芸能人だけに、黙って逃げたような印象はマイナスでしかなく、MCを務めるほどの人気タレントなのですから、すぐにでも自分の口で語るべきでしょう。

それが行われないため、批判のピークが訪れるまでの時間が長くなり、渡部さんに対する人々の心証は悪くなっていく一方。ダメージコントロールの観点では、「正直に話すことで批判のピークをいかに早く作り、イメージ回復に向けて動き出していくか」が重要なだけに、適切な初動対応だったとは言えないのです。

現時点で別居などには至っていないようですが、反響の大きさを見る限り、報道後に世間の反応を見て、離婚の決断を下す可能性もゼロではないでしょう。家庭のことは2人の問題であるものの、影響力の大きい夫婦だけに、近いうちに妻の佐々木希さんにもコメントが求められるはずです。

次ページとはいえ、決して芸能界に復帰できないわけではない
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