「新型フィット」実際買うならどのグレードか 選ぶポイントは装備ではなくライフスタイル

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メーカーオプションでまず装着しておきたいのは、「Honda CONNECT for Gathers+ナビ装着用スペシャルパッケージ」だ。

Honda CONNECT用緊急通報ボタン/トラブルサポートボタン(写真:ホンダ)

これはディーラーオプションの専用ナビとのセット装着と、サービスへの加入が前提となるが、これを装着してHonda CONNECTが使える状態になると、万が一のときにつながる緊急サポートセンターやスマートフォンなどによるリモート操作、駐車中の車両に異常が発生したときにALSOKが駆けつけてくれるサービスなどが利用できるようになる。

もちろん、これらが不要というユーザーには無用の長物かもしれないが、約5万円のプラスでステアリングswitchやバックカメラ、USBジャック、専用ハーネスにデジタルTVアンテナなどが備わるので、社外品のナビゲーションを検討しているユーザーも選んで損はないだろう(社外ナビが対応しているかは要確認)。なお、BASICとHOME以外のグレードでは標準装備となっている。

ハイブリッドならではのアイテムもある

もう1つオススメしたいのが、およそ3万円で装着できる「コンフォートビューパッケージ」だ。これは、親水ヒーテッドドアミラー、熱線入りフロントウインドウ、PTCヒーター(ハイブリッドモデルのみ)が備わるもので、特にハイブリッドモデルにプラスされるPTCヒーターはオススメのアイテムだ。

PTCヒーターとは、通常エンジンの熱を利用して暖かい風を出す暖房の代わりに、電気の力で熱風を出すというもの。そのため、エンジンが冷え切った状態でもすぐに温風が出てくる寒い時期にありがたい装備なのだ(なお、4WDモデルは全車標準装備となる)。

ということで、今回は珍しくこれといったグレードを示すことができなかった新型フィットであるが、ぜひご自身の目で自分のライフスタイルにはどのグレードが一番フィットするのかを吟味していただければ幸いだ。

小鮒 康一 フリー(ライ)ター

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こぶな こういち / Kouichi Kobuna

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とするが、実は現行車へのチェックも欠かさない。また、中古車販売店に勤務していた経験も活かし、中古車系の媒体でも活動中。できればどこへでもクルマで行きたいタイプで、電車移動は苦手な部類。通称「フナタン」。

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