自粛解除の今こそ要注意「意外な感染スポット」 専門家が指摘する「避けるべき場所と行動」

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夏が近づき衣替えの季節となり、洋服を買いたいところだが「ちょっと待ってほしい」と警告するのは、東京・品川の「KARADA内科クリニック」の感染症専門医・佐藤昭裕院長。

頭からかぶるタイプの服の試着は、マスクをしていてもマスクの表面に飛沫がつくおそれがあるので、この時期はやめたほうがいい。ボタン式の服なら大丈夫でしょう。寸法直しが必要な場合は、マスクをつけて店員さんと会話をしましょう。ほかの人も触れている服ですから、最後は手洗いをすべきです」

洋服店だけではなく、さまざまな施設や店舗にも“盲点”はある。前出の勝田教授は、こう説明する。

「郊外型の一極集中のショッピングモールは、とりわけ注意が必要です。飲食店やさまざまな店舗、映画館、カラオケ、ゲームセンターなど、あちこちでゲリラ的に密の状態が起こりうる。もし行くのなら、混んでいない時間帯を選んで行くべきですね」

解除が難しい場所

そんな中、飲食店はとくに注意が必要だと話すのは、日本医科大学の北村義浩特任教授(ウイルス学)。

店頭に消毒液が置いてないところや、マスクなしで入れるところは、やめたほうがいい。隣や向かいの席に衝立や、カウンターなどにビニールの仕切りがないところも、避けたほうがいいでしょう。

大人数は避け、もし2人連れで行く際には、対面ではなく、横並びに座ることですね。飛沫を防ぐためです」

美容室やエステで巣ごもり生活の“デトックス”をと考える女性も多いだろうが、

待合室が密になるので、予約制の店にするべき。ハサミなどの道具は共用なので、店側が注意して消毒しているはずですが、なにしろ美容師さんとの距離が近い。なるべくマスクは着用して、会話は控えてください」(勝田教授)

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