急増する「自宅で白髪染め派」が知るべき事実 「美容院でないと髪が傷む」の正しい捉え方

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――同じく化粧品に分類されるカラートリートメント(リンス)と一時着色料は、どんな特徴がありますか。

カラートリートメント(リンス)は髪の表面とやや内側を染めるもので、シャンプー後に使うだけなのでとても手軽です。ただ、一度ではしっかり染まらず、徐々に染めるアイテムです。

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弊社の商品でいうと、初めての人は5回ほど連続して使うと白髪が目立たなくなります。その後は週に2~3回の使用で色を維持できます。ヘアカラーの合間に使う人も多いですね。

一時着色料は、顔料を髪の表面に付着させるものです。一時的に隠したい場合に便利で、マスカラ、スプレー、クシ型マーカー、ファンデーションなど複数のタイプがあります。外出前にサッと塗布できてシャンプーで落ちます。ただし、汗や雨などで髪が濡れると色落ちすることがあるので注意が必要です。

市販品でも役立つことがわかった

筆者は自粛を機にヘアマニキュアを使ってみたが、とくに髪や頭皮にダメージなく艶よく染めることができて気分が上がったものの、生え際に塗りムラを発見し、技術不足を実感。

不器用な筆者は美容室メインで白髪対策したほうがよさそうだと思った。しかし「再び厳しい自粛要請が出てもこれでしのげるし、平時で忙しく美容室に行けないときにも役立ちそう」と、市販品への信頼感が生まれた。

ちなみにホーユーの調査によれば、35~39歳の7割、40~44歳の8割に白髪があるそうだ。コロナの収束が読めない中、白髪に悩む方々にとって、この記事が対応策の判断材料になれば幸いだ。

佐藤 ちひろ ライター・エディター

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さとう ちひろ / Chihiro Sato

インテリア専門商社にて内装デザインや商品開発リサーチ等を担当後、美容系ECサイトや新聞生活情報面の編集に携わる。独立後は企業取材やライフをテーマにした企画を中心に執筆活動を展開。東洋経済オンラインでは「めちゃ売れ!コスパ最強商品はコレだ」「溺愛される商品にはワケがある」など消費財関連の連載執筆を担当。プライベートでは1児の母。

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