もともとモデルの仕事をしていましたが、年齢的な事情もあり仕事が減っていました。そこで少し前から障害者の在宅介護の世界に入りました。週に2回介護、それ以外の日で撮影が入ればモデル。そんな生活が10カ月続いたところで今回のコロナです。撮影の件数はますます減り、反面介護の現場でほぼフルタイムと同じ時間働くことに。 月収は1年前と比べてかなり減りますが、モデルだけを続けていたら今頃収入ゼロになっていたところです。また「私でもモデル以外の仕事ができるんだ!」という自信にもなりました。もしかしたら、このコロナ騒動が私の人生の転機になるかもしれません。(51歳、夫と二人暮し、個人撮影モデル兼障害者介護)
思わぬ場所が窮地に陥っている一方で、窮地を思わぬ転機に変える人もいる。
アンケートを実施した4月半ばの時点ではまだ少数ではあったが、すでに厳しい現実に直面している人たちからの切実な声も寄せられた。
〇厳しい現実に直面している人たち
リモートワークの影響で、直属の上司とのやりとりがDM上になり、周りの目に触れない閉じられたコミュニケーションになったからか、私へのあたりがより雑にキツくなり、ストレスで休職しました……(デザイン関係、24歳、女性)
失業(会社員)
食欲減退 不眠 抑うつ(40代、看護師、コロナ対応中)
仕事は3月末から休業。6割支給ですがパートのため、給与換算すると5万くらいになりました。 妊娠前は15万、妊娠後は10万、現在4万です。(30代、千葉県在住、女、妊娠中)
事態が長期化するほどこういった人たちが増えていくのは自明であり、決して他人事ではないのだ。
健康になった人、意欲が減退する人…
続いて回答者たちの趣味や消費、ライフスタイルに生じた変化についてみていこう。
〇健康的になった人たち
Netflixが便利すぎて、自粛1週間でネトフリ廃人と化しました。毎日暇なので掃除と洗濯が捗り、部屋がきれいですし、ほぼ自炊してるので健康的。 個人的に皿洗いを溜める癖がなくなりました。夢を沢山見るし、好きなだけ眠れるので、心身は健康な気がします(30代女性、一人暮らし)
生命の危機を感じているからか、家でゴロゴロしているだけなのに、常に1時間くらいウォーキングした後みたいにお腹が減ってます。野菜スープを作って、空腹をごまかしていますが、正直自分の食欲が怖いです(37歳、女性、独身一人暮らし・フリーランス)
健康的な生活をするようになった。早寝早起きラジオ体操。1日3食自炊をしている。前はイタリアンとか洋食っぽいものを作っていたけど、最近はご飯がすすむおかずをよく作る。あと、今までは朝からシャワーを浴びていたけど、最近は絶対に夜のうちにお風呂に入る。ちゃんと湯船にお湯を張っている(20代女性、会社員、独身)
人と会わない程度の散歩やオンラインのヨガなどで、体がしっかりしてきた。 自分の食べ物の好みがハッキリしてきた。 夜更かししなくなった(30代女性、独身、無職)
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