「満員電車を日本からなくす」たった1つの方法 「定時廃止」「成果主義」が多くの労働者を救う

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父が言う、新聞だの本だのを読めば過ごす時間を有意義に過ごせる、という理屈は理解できるものの、だったらより快適な場所で新聞なり本を読めばいいじゃないか、と思った。

結局、父は自分の給料で買うことができた勤務地から1時間40分のベッドタウンの一軒家を購入したことを正当化したかったのだと思う。彼が家を買った1984年は「マイホームブーム」で、サラリーマンは郊外に一軒家を買うことこそステイタスだった。だから、多少の通勤時間の多さは気にせず、「我は一国一城の主である」的な自己満足を得ていた。

だが、私からすれば、どう考えても往復3時間20分を通勤・帰宅に使うのは無駄で我慢ならないことだった。しかも、今の時代は痴漢冤罪や感染症のリスクもある。こうしたことから私は「満員電車に乗るのは基本的人権の侵害」というほど嫌っている。

だから、社会人2年目には自転車通勤ができるJR山手線・恵比寿に引っ越した。これまで実家ぐらしでゼロだった家賃が同じく満員電車嫌いのルームメイトと暮らすことで11万5000円になったが、満員電車に比べればマシだった。それだけイヤだったのである。

今は何があろうとも、「朝9時、品川で打ち合わせ」などといったオファーは断る。「11時にしてもらえます?」とぶっきらぼうに言う。理由を聞かれたら正直に「満員電車が嫌いなんですよ。タクシーに乗ったら4000円ぐらいかかるし、そもそもその時間、タクシーはつかまりません。別に9時である必要がないのであれば、後にしてもらえますか?」と言う。

これで相手に嫌がられても構わない。とにかく私は満員電車が大嫌いなのだ。「タクシーアプリで配車してもらい、4000円払えばいい」と言われても「4000円もの大金があれば、豪勢な刺身をたくさん買える。鰻重も食える。たかが都内の移動費に4000円も使いたくない。電車を使えば数百円で済むのに」などと思ってしまう。

なかなか理解されない「満員電車嫌い」

人が仕事を選ぶにあたり、さまざまな妥協点というか、最低限死守したいことはある。

・突然振られる残業はしたくない
・会社関連の飲み会は参加したくない
・休日出勤は勘弁してほしい
・突然子供が熱を出したりした時は休ませてほしい
・時にはリモートワークも認めてほしい

こうした労働者としての理解できそうな要求は今は容認されつつあるが、まだ「満員電車には乗りたくない」はそこまで認められていないように感じる。

満員電車は、朝7時~9時30分、17時15分~19時30分に集中するものだ。これは企業や役所の「定時」に準じて発生するものなので、この「定時」という風習にさえNOを突きつければ、実は満員電車はすぐ解消できる。

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