ついに転換点を迎えた?米国の株式市場

手仕舞いか、一時的な利益確定か

米国のマーケットは重要な節目にさしかかっている(NY証券取引所、ロイター/アフロ)

 4月4日に発表された米国雇用統計は大幅改善で、2月分も上方修正された。米国経済は至って順調である。

売るタイミングを待っていた投資家たち

順調でないのは株価だ。雇用統計の発表を受けて急騰し、ダウ平均は史上最高値を朝方更新した後、急落。そして週明けの月曜日も大幅続落。これは相場の転換点の可能性がある。

大幅改善した雇用統計によって株価が急落したのは、典型的な材料出尽くしである。ニュースでは、予想を下回ったというコメントが流布しているが、それはポジショントークで、ほとんどすべての投資家が売るタイミングを待っていて、今回の雇用統計は、その絶好の号砲だったというのが実際だ。

つまり、雇用統計が予想に反して悪ければ、いったん下落するが、逆にFRBの出口戦略も後退すると見て、もう一度金融相場を期待する流れになり、大きく反転となる。一方、予想を大幅に上回って雇用増加となれば、真のポジティブサプライズで、米国好景気を囃して、もう一段高となったであろう。1年前と違うのは、もはや金融相場は終了しており、基本的には金融政策の催促相場、金融政策が株価を動かす時代は終わった。

いや正確に言うと、投資家を動かす。株価は投資家の売買だけが動かす。また市場の声は存在しない。それは投資家の行動の結果の株価の動きか、あるいは彼らと彼らの仲間のポジショントークだ。これは、このコラムでも繰り返し述べている通りだ。

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