何かを続けるのにモチベーションが無意味な訳 実はやる気が面倒くさいという感情を生む

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夢や目標を達成しようと思った場合、それは短期決戦ではありません。基本的に長期戦です。テンションというのは、上げれば下がるものですから、無理にテンションを上げ続けると、心と体が疲れ果ててしまいます。ここぞという勝負のときにテンションを上げるのは有効ですが、普段からテンションを上げる必要はまったくありません。

行動が一番続くのは、自然体のときです。好きなことをやっているときの状態です。職人やマニアの方は、テンションはそんなに高くないですが、熱い情熱を持っています。好きなことについて話し始めたら、とても幸せそうになる人を見たことがあるでしょう。自然体が一番なのです。

「心のブレーキ」をかけないように

よりわかりやすく、行動を「車でドライブすること」にたとえて解説しましょう。人は皆、最高級の車を持っています。あなたもその車に乗っていると、イメージしてください。そこに、無限のエネルギーを注入します。そして、足をブレーキから外します。それは、心のブレーキを外すことを意味します。すると、持続可能な高速ドライブが可能になって、夢に向かって一直線に走る! という状態になります。

『マンガで「めんどくさい」がなくなる本』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトへジャンプします)

無限のエネルギーとは、「パッション」と「ミッション」です。「パッション」とは、胸のあたりでずっと燃えている情熱のことです。パッションがあると、自然に行動できてしまいます。やらずにはいられないエネルギーとも言えるでしょう。

「ミッション」とは、人生の目的です。「パッッションテスト」の考案者、ジャネット・アットウッドは、私のメンター(恩人)でもあるのですが、彼女曰く、「パッションは、ミッションを見つけるためのパンくずみたいなもの」だそうです。つまり、「自分の情熱に従って生きていれば、自然と自分が本当に望んでいる人生の目的を達成できる」ということです。

一方で「心のブレーキ」とは、たとえば「めんどくさい」という感情です。心のブレーキを自分の意志で、好きなときに外すために重要なのは、自分の「こうすべきだ、こういうやり方でやるべきだ」という考えを手放して、柔軟になることです。自然体で、常に心をオープンにしていれば、いろいろな可能性やチャンスが開けてきます。

鶴田 豊和 行動心理コンサルタント

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つるたとよかず / Toyokazu Tsuruta

一般社団法人本質力開発協会代表理事。情熱発見ツール「パッションテスト」の日本初の指導者。無名の中小企業で仕事が合わず、うつ状態のときにさまざまな自己分析の末に自分の情熱を見つけ、マイクロソフトに正社員として入社。同社の人事として、数千名の面接経験を持つ。その後独立し、行動心理メソッド「エッセンシャルコード」を普及。講演家としても国内外で活躍。主な著書に『「つまらない」がなくなる本』『「めんどくさい」がなくなる本」

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