【感染者と預かり側が対面せずにペットを引き渡す方法】
1) 引き渡しに当たって、飼い主の玄関前での引き取りの時間を事前に決めておく。
2) 飼い主は、引き取り時間までにペットをキャリーケースに入れておく。その際、キャリーケースの中、外回り、持ち手などを消毒する:0.05%に薄めた次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤:製品の濃度が6%の場合、水3Lに液を25ml入れたもの)を含んだ布で拭いた後、塩素を拭き取るために再度、水拭きする。首輪、リードなども消毒しておく。
預かり側は「簡易防護服」を用意すること
3) 預かり側は、a.マスク、b.手袋、c.メガネ(ゴーグル)、d.ガウンなど身体を覆うことができ、破棄できるもので代替可。未開封の使い捨てレインコートでも代替可 (※2)。e.大きなビニール袋3 枚を用意する。車での移動の場合は、キャリーケースを載せるスペースにビニールシートを敷いておく。
4) 飼い主宅に到着したら、3)のa、b、c、dの防護服を装着する。
5) 預かり側は、玄関に行く前に電話で到着を知らせる。
6) 飼い主は、ペットの入ったキャリーケースを玄関前に置く(飼い主と預かり側は、顔を合わせて会話をしないこと)。
7) 預かり側がペットの入ったキャリーケースの持ち手、外回りを次亜塩素酸ナトリウム(0.05%に薄めた家庭用塩素系漂白剤)を含んだ布で拭く。
8) 持ち手以外を触らないように注意し、車まで運ぶ。
9)車内のビニールシートを敷いた場所にキャリーケースを置く。
10)預かり側は、車に乗る前にa、b、c、d)を脱いで、eのビニール袋を二重にし、その中に入れる(使用後は、それらを消毒するか廃棄する)。すぐに手指を消毒する。
11)キャリーケースの上にビニール袋をゆるくかける。その際、キャリーケースの中のペットが窒息しないように注意する。
12)預かり側の自宅に到着したら、ペットの体表などを介して預かり側が感染しないよう、ペットをシャンプーする(※3)。その場合もa、b、c、dの防護服を装着する。
シャンプーの際は、お湯の出る勢いを弱くして、毛に当たったお湯が自身や周りに飛び散らないように注意する。ていねいにお湯で流し、シャンプーした後、ドライヤーで乾かす(ペットを拭いたタオルは家庭用洗剤で洗濯可)。
すべての行程が終了したら、防護に使ったものを外す(使用後は、それらを消毒するか廃棄する)。
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