新社会人は覚えたい「もらえる年金の増やし方」

「年金はどれくらい頼りになるか」を知ろう

「年金なんて、どうせ多くはもらえない」という人ほど、公的年金の本当の姿を勘違いしている。どれくらい働いたらいくらもらえるのか、きちんと知っておきたい(写真:syogo/PIXTA)

新社会人に向けてのシリーズ2回目(シリーズ初回記事『新社会人が3・4月に絶対に始めるべき貯金法』)。今回は「公的年金」についてです。

「公的年金は、あまり頼りにならない」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか? しかしながら、受け取れる額を試算して見せると「思っていた以上の額です!」という反応が多く、あるアンケートではポジティブな回答が半数を上回る結果も出ています。

いったい、どれくらいもらえるものなのでしょうか。

60代まで働けば、年金は「頼れる額」に増えていく

例えば、22歳から65歳までサラリーマンとして働く前提で、現役時代の賃金が月平均40万円の場合、公的年金は月額16万円になります、賃金が平均50万円なら月額18万円、30万円では月額15万円となります。65歳まで働かずに60歳で引退する場合は、厚生年金保険料を納める期間が短くなるので月額1~2万円の減額となります。しかし、それでも「思っていたよりもらえるな」と感じる方が多いのではないでしょうか。

参考までに昨年4月に入社した人の初任給を調べてみたところ、大卒が平均21万円、高卒は平均17万6000円でした(令和元年賃金構造基本統計調査)。月額16万円とか18万円といった公的年金額は、それだけで豊かに暮らせるとはいいませんが、普通の暮らしの相当部分を支えてくれます。そういう意味では、頼りになる金額といっていいのではないでしょうか。

また、年収が増えれば将来の年金額も増えます。しっかり稼ぐことは「今の自分」を豊かにするとともに、「遠い将来の自分」も豊かにするということです。新社会人の皆さん、いい仕事をして、収入アップを目指していきましょう。共働き世帯は年金もダブルインカムとなり最強ですから、将来結婚された場合には、家事の分担をしながら、2人とも働き続けることをお勧めします。

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