洗剤ボトルごしごし…で価値感が変わる? 身の回りの品の「価値」を「変換」してみる

✎ 1〜 ✎ 29 ✎ 30 ✎ 31 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「作家たちにとってフラグメントは、”世界を知るための入口”であり、創作のプロセスは、”世界を深く知る道のり”ではないかと考えています。私たちにとって、彼らが手を加えた作品としてのフラグメントを見ることは、これまで何気なく見過ごしていたものに対して、別の見方が生まれるということでもあります」

切子に見えて、100均の吸盤

髙田安規子・政子『カットグラス』2014 撮影:伊奈英次

円形のカットグラスがきらめいているように見えるこの作品は、実は100円ショップで売っている吸盤に切り込みを入れたもの。30代の双子の姉妹、髙田安規子さんと政子さんの作品だ。

「吸盤を高価な切子ガラスに見立てることで、価値の変換を試みています。先入観を持たずに新たな視線でとらえ直せば、見慣れたものも違って見えてくるのではないかと思います」

次ページトランプを、じゅうたんに変換
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事