洗剤ボトルごしごし…で価値感が変わる?

身の回りの品の「価値」を「変換」してみる

「作家たちにとってフラグメントは、”世界を知るための入口”であり、創作のプロセスは、”世界を深く知る道のり”ではないかと考えています。私たちにとって、彼らが手を加えた作品としてのフラグメントを見ることは、これまで何気なく見過ごしていたものに対して、別の見方が生まれるということでもあります」

切子に見えて、100均の吸盤

髙田安規子・政子『カットグラス』2014 撮影:伊奈英次

円形のカットグラスがきらめいているように見えるこの作品は、実は100円ショップで売っている吸盤に切り込みを入れたもの。30代の双子の姉妹、髙田安規子さんと政子さんの作品だ。

「吸盤を高価な切子ガラスに見立てることで、価値の変換を試みています。先入観を持たずに新たな視線でとらえ直せば、見慣れたものも違って見えてくるのではないかと思います」

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