"伝説の株職人"が教える「コロナ」市場の戦い方 日経平均20年を徹底検証し、今後を予測

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日経平均の暴落事例③ 2015年12月

続いて、2015年12月は、2万円近辺から大暴落が始まり、1万6000円近辺で止まりました(今年3月も同じ価格帯の1万6000円で止まりました)。その後は上がって、2016年2月に再び下落し「二番底」をつけました。再び、上げて→下げて→上げて、下げて……を繰り返しています。

日経225 日足チャート(2015年12月~2016年5月)

赤…5日移動平均線 緑…20日移動平均線 青…60日移動平均線 紫…100日移動平均線

ここまで、過去20年分の暴落時のチャートを検証した中から、直近の代表例を紹介しました。

「暴落はめったにない」と世間では思われていますが、けっこう頻繁にあります。2018年の暴落は2回(暴落事例①②)、2019年も2回(5月と8月)です。

「歴史は繰り返される」といいますが、ここでご紹介した日経平均の動きは、今回の暴落とその後を予測し、備えるための参考になるはずです。

暴落後に上げて、再び下げて(場合によっては「二番底」を打つことも)、上げて、下げて……を繰り返していきます。

暴落後の相場は「短期」で勝負!

そんな暴落後の相場を戦うためのキーワードは「短期」です。いったん上げたからといって、長く保有するのではなく、早めに利益確定をするのが、無難です。

例えば、上昇の起点からローソク足を9本数えて利益確定(=「9の法則」下図参照)。あるいは、9本まで上昇を待つのではく、1本、2本上昇したところで早めに利益確定してもいいでしょう。

9の法則
上昇や下落トレンドは9日でいったん終息し、転換すると考えられる。数え方は陽線でも陰線でも、多少の上下に関係なく9本をカウントして、利益確定するというもの
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