"伝説の株職人"が教える「コロナ」市場の戦い方 日経平均20年を徹底検証し、今後を予測
明けない夜はありません。株式相場もそうです。暴落が続いても、いつかは上昇がやってきて、再び、上げ下げを繰り返すようになります。
日経平均に限らず、連日の上昇で右肩上がりの銘柄、反対に下落続きで右肩下がりの銘柄があるとします。
読者の皆さんに質問です。
この先も、上がっている銘柄は永遠に続伸すると思いますか? 下がっている銘柄はずっと下がり続けると思いますか?
そんなことはまずないでしょう。続落している銘柄にしても、その会社が倒産でもしない限り、株価がゼロ円などということは通常は考えられません。
高騰すればいつか天井をつけて下落に転じますし、下落はいつか底を打って上昇に転じます。株価は上げ下げを繰り返すのです。
損を損で終わらせず、次に生かせる学びを
もしも、今回の相場の暴落で損をしてしまったという方は、損を損で終わらせず、損からも、次に生かせる何かを学んでください。
例えば、「ここが底値圏だ」と思って買ったら、もっと下がってしまい、いったん切るという行為をしたとします。そんなとき、「損した」と泣くのではなく、「ここが底値じゃないことを学べた!」と考えるのです。失敗の原因を探り、次回に生かすことも重要です。
拙著では、「ストライク」だけを狙う手法を解説しています。野球に例えるとバッターはストライクを見極め、バットを振ります。当たればクリーンヒット、それがど真ん中のストライクならホームランになります。
実は株式投資も同じです。株価の上下が高精度で判断できるポイント、いうなれば「ストライク」を見極めてエントリーすれば、ヒットやホームランが狙えるのです。
ただし、株式初級者は、上げ下げを繰り返す「横ばい」相場では、どこでエントリーしてどこで利益確定をしたらいいのか、わかりづらいかもしれません。
横ばいを抜けて、相場が動くときは必ずやってきます。それまでは「休むも相場なり」と心得て、横ばいが抜けたところで、どう攻めるかという練習をしてみてはいかがでしょうか?
具体的には、チャートをたくさん見て「ここがエントリーポイントだ」「このサインが出たらストライクだ」と(図を参照)、チャートから株価の動きを予測する練習を積みましょう。
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