デジタル化ランキング上位に意外な「あの県」 経済・人口規模とは異なるデジタル活用能力
日本ではスマホの普及率が8割を超え、70歳以上のお年寄りも、ガラケーよりスマホを保有している人のほうが多い。スマホひとつで電話、メール、SNSから情報収集、ショッピングまで何でもできるが、その便利さや楽しさはGDPなどの経済統計には表れてこない。このたび上梓された『デジタル国富論』ではGDPに代わる新たな経済指標を2つ提言しているが、そのうち、デジタル化の度合いを示すDCI(デジタル・ケイパビリティ・インデックス)を都道府県別に計算したところ、意外な姿が浮かび上がった。
4項目で社会のデジタル化度合いを測る
DCI(デジタル・ケイパビリティ・インデックス)は社会のデジタル化がどれだけ進んでいるかを示す指標だ。
①ネット利用、②デジタルスキル、③コネクティビティー、④デジタル公共サービスという4つの項目で構成される。
①と②は人々のデジタル機器やサービスの活用能力だ。
③は高速インターネットの普及度やスマホ、タブレットなどの保有率を、④は地方自治体などがどの程度サービスをデジタル化しているかを表す。
③と④はデジタルインフラの整備度合いともいえる。
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