ヤフーがイー・アクセス株取得

「Yモバイル」で通信事業参入へ

3月27日、ヤフーは、ソフトバンクからイー・アクセスの株式99.68%(議決権比率33.29%)を3240億円で取得すると発表。写真はヤフーのトップページ。2009年8月撮影(2014年 ロイター)

[東京 27日 ロイター] - ヤフー<4689.T>は27日、ソフトバンク<9984.T>傘下のイー・アクセス(東京)とウィルコム(同)が合併して誕生する新会社の株式を取得、通信事業に参入すると発表した。

料金体系などをシンプルにすることで、ヤフーの成長を支えているスマートフォン(スマホ)の普及に弾みをつけたい考えだ。

6月2日付でソフトバンクから合併新会社の株式99.68%(議決権比率33.29%)を取得する。取得額は3240億円。合併新会社は「ワイモバイル」として、同月から「Yモバイル」サービスを開始する。社長は宮坂学ヤフー社長が兼任する。

会見した宮坂社長は買収した経緯について、「ヤフージャパンはいま成長のかなりをスマホの伸びで説明できるくらい、スマホの普及によって事業が伸びていく会社になってきた。事業を伸ばすには、自身でスマホの普及を加速させた方がいいと判断した」と説明。当面は米グーグルが提供する基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した端末を中心に販売を拡大、現在約1000万件の契約数を早いうちに「2000万件以上にしたい」と意欲を示した。

MVNO(仮想移動体通信事業者)ではなくあえてキャリア事業に乗り出すことにした理由に関しては「そこそこいくのであればMVNOでいいと思うが、(今後)1000万台はやりたいと思っているので、端末、サービスプラン、販売チャネルの決定権を持った形でやらないと届かないのではないかと思い、従来型の携帯電話会社として参入した」と語った。

2015年3月期業績への影響は「国際会計基準(IFRS)ベースで、売上高で約3200億円、営業利益で約100億円くらいの貢献になる」(大矢俊樹・最高財務責任者)という。

(志田義寧 編集:田中志保)

*本文中の誤字を修正して再送します。

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