高輪新駅開業、隣の品川駅工事はいつまで続く

線路移設はほぼ完了したが、リニアの工事も

線路の移設工事関係はほぼ終了し、あとは3・4番線ホーム(3番線は使用停止)の拡幅を残すのみだが、品川駅の工事はまだ続く。まずはコンコース階の拡張だ。

完成予定は2027年度以降順次とされ、それだけ大きな計画である。自由通路の北改札を入った北側コンコースを大幅に拡張、改札内の通路幅を現状の7mから18mとし、さらにその2.5~3倍程度の幅員に駅業務施設や商業施設を設ける。新たな改札口は東西計2カ所を新設。発表によると、幅広の通路には各ホームへのエレベーターが整然と並び、線路を覆う人工地盤上の施設も3~4階建てとなる模様。

改札内南側コンコースの中の乗り換え通路(撮影:久保田 敦)

現在のコンコースに立つと、20m以上の幅と雄大な天井を持つ自由通路を挟んで、北改札と中央改札がある。大きいのは中央改札で19通路の自動改札が並ぶ。その横に券売機と並んで外貨両替窓口。国際的と聞いたみどりの窓口は自由通路の対面で、なるほど大荷物の訪日客が複数、カウンターの駅員と相対している。

中央改札内コンコースも、京急との「のりかえ改札」前が広場となっており、物産展のワゴンを並べるスペースもある。だが、朝は圧巻の光景が展開する。基本的にはシンプルな構造で、JR東日本の改札口は2つに集約される。

ところが、乗降客のすべてがその2つに集中するので、怒濤の人々で埋め尽くされるのだ。朝、改札を抜けた通勤客は、そのほとんどが港南口へと向かい、長い自由通路も黒い川の流れとなる。高輪口へ出る人の比ではない。

環状4号線や立体的駅前広場整備も

一方、改札内で華やかなのは「エキュート品川」で、飲食店は朝から出社前に朝食を摂る人でにぎわい、昼時分ともなれば店ごとに行列もできる。ただ、品川駅の利用機会が少ないと、うっかりすると立ち位置を見失うことがある。北側コンコースに京浜急行の乗り換え口はなく、南側コンコースはエキュートの区画を分ける通路が駅の広さに比べて狭く、いちばん奥(大崎・大井町駅方)の通路は1~12番線までの連絡にとどまり、横須賀線には達しない。

次ページ線路上の駅前広場に京急地平化とつづく
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