他人と暮らす若者たち 久保田裕之著
家族や恋人ではない他人と暮らす「ルームシェア」。欧米では賃金が安く雇用も不安定な若者には当たり前の選択肢だというが、日本では普及していない。他人と住むくらいなら狭くても一人で住むほうが好まれるという。それはなぜか。ロスジェネ世代の若手社会学者が「シェア=他人との同居」をテーマに現代の若者をめぐる諸問題を考える。
実際に日本でシェアをしながら暮らす若者へのインタビューを交じえながら、他人との共同生活のさまざまなあり方を紹介。家族関係だけを信頼することが、逆に家族を逃げ場のない閉塞状況に追いやる問題もあると指摘し、家族の中の他人や、家族を超えた他人との新しいライフスタイルの可能性を模索する。
集英社新書 735円
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