寿命はどこまで延ばせるか? 池田清彦著

寿命はどこまで延ばせるか? 池田清彦著

本書は、生物学者である著者が寿命や老化の仕組みをわかりやすく解説したもの。

細胞の分裂限界などが遺伝的に決まっているとするならば、だいたい120歳あたりが人間の寿命の限界だという。ならば、最大寿命の限界まで生きたいと願うのが人間のサガである。つまり、老化を遅らせればいいわけだが、そのためのさまざまな仮説が掲載されている。

最も興味深いのは、仮に人類の寿命が100歳以上などになったときの社会構造をシミュレーションした部分。会社では課長昇進まで40年、部長なら50年。何十年も年金をもらい続ける人たちが続出し、国家は破綻し……。長寿社会ははたして幸せなのかと考えさせられる。

PHPサイエンス・ワールド新書 840円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 看取り士という仕事
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • CSR企業総覧
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
アマゾンに勝つ経営<br>諦めるのは、まだ早い!

ネット通販の巨人アマゾンが小売業者を次々駆逐している。ただ、活路はある。負けないためのキーワードは「ラストワンマイル」と「サブスクリプション」。ポストアマゾン最右翼の中国企業や、日本のネットスーパーなどの最前線をルポ。